ZOKEI賞選抜作品展

メディアデザイン専攻

荒木 円香

《TELESCOPE EYEs》

2021年

生きてきた中で、一度は美しい天文画像を見たことがあるでしょう。では、その画像がどのように撮影されているかご存知ですか? 『TELESCOPE EYEs』は、望遠鏡がどのような「目」(観測方法)で星を観測しているのか?という事を知るきっかけになる小学生が対象のデジタルコンテンツです。

何をどのように見ているのかを理解するためのアニメーションと、その目を通して天体からどのような情報が得られるのかを知り、理解を深めるためのゲームを体験することで、望遠鏡の世界に触れることができる仕様となっています。

教員評価

教授

粟野 由美

卒業研究は、最終成果物の品質・持続的な研究推進・研究テーマおよび研究成果の革新性と創造性・個人的な技能発展への挑戦・プレゼンテーションの観点を総合評価する。

この研究はICTを活かしたサイエンス・コミュニケーション・ツールである。対象ユーザーが親近感を持つよう工夫された同世代キャラクターがナビゲーターとなり、見て知るアニメーションと体験して考えるゲームで構成されており、教室での対話を交えた理科教材としての活用が期待される。

これをフォーマットとして、他のモチーフでシリーズ化することも可能で、今後は科学館での子供向けワークショップの機会などを設けて、実践フィードバックを受けて改良していく予定である。