卒業制作 大学行事

2013年度卒業研究のお披露目速報#設営

展示作業

メディアデザイン専攻領域の卒業研究は、4月から、ほぼ月に1回の土曜日終日かけて、全員出席しての進捗報告会を重ね、例年、12月の冬期休暇入りする前の土曜日に、最終審査をします。

研究の最終形態(実動する作品など)とそのプログラムデータ、A1サイズの解説ポスターのDTPファイルを提出して、デモンストレーション+口頭発表をします。

だいたいクリスマスの頃ですね。

審査に通った人は、その後、大学全体での卒業制作展(ZOKEI展)までの約一ヶ月間を、研究のブラッシュアップや、卒展というグループ展のなかでのプレゼンテーションのしかた(見せ方)、展示に使用する機材やネットワーク環境などの最終チェックに費やします。

大学全体で設営が始まる前の週末に、全員で設営から展覧会運営、撤収、報告書作成までのタイムテーブルや作業手順、役割分担などを確認します。

そこで教員が概ね振り分けておいた展示場所について、ブラッシュアップ後の最終確認を兼ねて調整し、隣り合う作品、向かい合う作品、ひとつの部屋の風景、が概ね決まります。

このようにして、「自分の卒業研究」だけにフォーカスして仕上げた後に、「展示空間を作る」「お客さまに見ていただく」という気持ちに切り替えていき、」卒業研究」が「人に見せる姿をした”作品”」へと成長していくのです。

そんな濃密なプロセスを経て、1月23日、全員で展示空間を作りました。

(粟野)